パンには圧倒的に長い歴史があった
欧米ではもちろん日本でも戦後からかかせない主要な食であるパンですが、人類の長い歴史のなかでなんと1万4400年前から製造されていたという事が判明しました。
今回はそのパンの起源の記事から英語を勉強します。
原文参考Archaeobotanical evidence reveals the origins of bread 14,400 years ago in northeastern Jordan PNAS
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Despite being one of the most important foodstuffs consumed in the modern world, the origins of bread are still largely unknown.
Here we report the earliest empirical evidence for the preparation of bread-like products by Natufian hunter-gatherers, 4,000 years before the emergence of the Neolithic agricultural way of life.
現在の世界において最も消費されている重要な食物の一つであるパンの起源というのはいまだに多くは解明されていません。新石器時代の農耕方法が出現する約4千年前にナトゥフのハンター集団によってパンのはじまり、原型と言えるものが実質的な証拠としてレポートされています。
despite （dɪspάɪt)…にもかかわらず
consume （kənsúːm）消耗する、 消費する、破壊される、荒廃する
modern現代人、近代の、現代の
origin起源，発端; 源泉
largely 大部分は、主に、大規模に、大いに
empirical 経験による、実験によって立証できる、実験に基づいempírɪk(ə)l(米国英語)
preparation （prèpəréɪʃən） 用意、準備、支度 〔文書などの〕作成 心構え、覚悟 予習
Natufianナトゥフ。ナトゥフ文化は紀元前1万2500年から紀元前9500年前のパレスチナの中石器の文化。主としてイスラエル，シリアの地中海沿岸とヨルダン渓谷に分布するが，近年の調査により，南部の砂漠地帯やユーフラテス川周辺にまで広がっていたことが確認されている。
emergence 出現、発生、参入 《昆虫》羽化
Neolithic（nìːəlíθɪk）新石器時代の
Agricultural農業の，農芸の
emergence 【名】 出現、発生、参入 《昆虫》羽化
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The discovery of charred food remains has allowed for the reconstruction of the chaîne opératoire for the early production of bread-like products.
Our results suggest the use of the wild ancestors of domesticated cereals (e.g. wild einkorn) and club-rush tubers to produce flat bread-like products. Cereal-based meals such as bread probably become staples when Neolithic farmers started to rely on the cultivation of domesticated cereal species for their subsistence.
この焦げた食物の発見は初期のパンの生産によって人類学の見直しを考えさせられます。
この結果はフラットパンの生産により栽培された穀物や クラブラッシュ塊茎などの存在を想起させられます。
char 焦げる ～を焦がす
reconstruction 再建，復興，復元，改造
use of 使用(すること), 利用(法), 役に立つこと，効用
ancestor（ænsestɚ）先祖，祖先
wild〈鳥獣・草木など〉野生の，野育ち
domesticated 〔動植物が〕家畜化された、栽培化した
cereal穀草 《米・麦・トウモロコシなど》穀物，穀類
tuber （t(j)úːbɚ）ジャガイモなどの塊茎 （かいけい）
