映画ソーシャルネットワークは2010年のアメリカ映画で、Facebookの創業者マークザッカーバーグをモデルにマークという超天才でありながらかなり癖の強い男を中心に、巨大SNSであるFacebookを立ち上げにあたっての人間関係の軋轢や裏切りを描いた名作です。
監督はファイトクラブやセブン、ドラゴンタトゥーの女、ドラマハウスオブカードなど数々の名作で知られるデヴィッド・フィンチャー、主演のマークザッカーバーグを演じるのはジェシー・アイゼンバーグ、その他アンドリュー・ガーフィールドやアーミー・ハマー、なんとジャスティン・ティンバーレイクも出演するというそうそうたるメンバーです。
この映画の特徴の一つはジェシー・アイゼンバーグ演じる主人公マークザッカーバーグを中心とした物凄いハイスピードのセリフ回しと言えます。
冒頭の恋人エリカとの会話の中で、主人公マークの侮蔑的で見下した言葉に嫌気がさしたエリカが別れを告げる名シーンが有名です。
Facebookマーク,エリカとの早口ディベート喧嘩の末フラれる
①Erica:Mark! I’m not speaking in code.
②Mark: Erica....?
③Erica:You’re obsessed with finals clubs.
You have finals clubs OCD and you need to see someone about it who’ll prescribe you some sort of medication.You don’t care if the side effects may include blindness.
④MARK: Final clubs. Not final"s" clubs. And there’s a difference between being obsessed and being motivated.
⑤Erica: Yes there is.
①エリカ:マーク!私は暗号コードをしゃべっているんじゃないのよ?
②マーク:エリカ・・・・?
③エリカ:あんたファイナルズクラブにこだわりすぎ。ファイナルズクラブ強迫性障害だから誰かに見てもらってちょっと薬もらいなさいよ!
副作用で盲目になってもあんた気にしないでしょうしね!
④マーク:(小ばかにしたような間のあと・・・・)ファイナルクラブ。。。。。。ファイナル「ズ」クラブじゃないんだよね?
それと強迫障害とモチベーションを保つことは違うんだよなぁ・・・。
⑤エリカ:あーはいはい!そうですねっっ
- in code 暗号で、暗号文で、信号で
- obsessed with ~で頭がいっぱいである、(一つの事)に入れ込む
- OCD(Obsessive Compulsive Disorder)強迫性障害
- prescribe〈薬・療法などを〉処方する 〔規則などを〕指示する、〔罰則などを〕規定する
- sort of 多少、いくらか、幾分、ある程度、やや、少し、ちょっと
- side effect副作用
だんだんイライラがエスカレートしていくエリカ様
①MARK: Well you do! That was .So you do speak in code.
②ERICA: I didn’t mean to be cryptic.
③MARK: I’m just saying I need to do something substantial in order to get the attention of the clubs.
④ERICA: Why?
⑤MARK: Because they’re exclusive. And fun.And they lead to a better life.
⑥ERICA: Teddy Roosevelt didn’t get elected president because he was a member of the Phoenix Club.
⑦MARK: He was a member of the Porcellian and yes he did.
⑧ERICA: Why don’t you just concentrate on being the best you you can be?
⑨MARK: Did you really just say that?
⑩ERICA:I was kidding.
Although just because something’s trite it doesn’t make it any less・・・
⑪MARK: I want to try to be straight forward with you and tell you that I think you might want to be a little more supportive. If I get in I’ll be taking you...to the events, and the gatherings...and you’ll be meeting a lot of people you wouldn’t normally get to meet.
①マーク:ほ~ら!今の暗号っぽかった 。やっぱり君は暗号を話してるんだよ。
②エリカ:そんなつもりじゃなかったわ。
③マーク:つまり僕が言いたいのはクラブの気をひくためには何か特別なことをしなくちゃいけないってこと。
④エリカ:なんでよ?
⑤マーク:クラブが排他的主義だからね。あと楽しそう。クラブは人生を良いほうに導いてくれるし。
⑥エリカ:テディルーズベルト大統領はフェニックスクラブに入ってたから選ばれたわけ?
⑦マーク:彼はポーセリアンクラブのメンバーだった。だから大統領になれた。
⑧エリカ:あなたがあなた自身を最高になれるように集中したら?
⑨マーク:それ本音?
⑩エリカ:冗談よ。でもある意味では事実・・・
⑪マーク:君には正直でありたいと思ってるんだけど君はもう少し協力的になったほうがいいんじゃない。
僕が入ったらいろんなイベントや会合に君を連れて行ってあげるよ。
君にとって普通だったら出会えることなんてなかった人たちに会えるんだ。
- cryptic 暗号に関する、秘密の 〔メッセージ・発言などが〕暗号のような
- substantial(量・大きさなどが)十分な,たっぷりした;
かなりの,相当な - exclusive 排他的な
- concentrate on … に的をしぼる、… に専念する、集中する
- trite ありふれた,使い古された.
キレてついにf%ckを口走りかけるエリカ様
①ERICA: You would do that for me?
②MARK: We’re dating.
③ERICA: Okay, well I want to try and be straight forward with you and let you know that we’re not anymore.
④MARK: What do you mean?
⑤ERICA: We’re not dating anymore, I’m sorry.
⑥MARK: Is this a joke?
⑦ERICA: No, it’s not.
⑧MARK: You’re breaking up with me?
⑨ERICA: You’re going to introduce me to people I wouldn’t normally have the chance to meet?
What the fuc%$・・・・・!
・・・・・・・・・・・・!What is that supposed to mean?
⑩MARK: Wait, settle down.
⑪ERICA: What is it supposed to mean?
①エリカ:・・・私のため?
②マーク:僕たち付き合ってるっしょ??
③エリカ:OK・・・私もあなたに正直でありたいし分かってほしいわ。私達おわりよ。
④マーク:ん?、、どゆこと?
⑤エリカ:私たち別れるの!悪いけど。
⑥マーク:それジョーク?
⑦エリカ:本気です!( ー`дー´)キリッ
⑧マーク:俺たち別れちゃうの!?
⑨エリカ:あたしが普通に生きてたら会えることもなかった人達にも俺が会わせてあげるですって?
てめぇ、何様・・・・・・!
っ・・・・・・・・・どういう意味なのよ!?
マーク:ふぉ・・・ちょいちょい落ち着いて・・・・
エリカ:どういう意味なのよ!!
- trite (trάɪt) 古くさい、使い古された、陳腐な、平凡な
- straightforward まっすぐな,正直な,率直な,複雑でない,簡単な.
- supportive〔物理的に〕支える、支持する
相変わらず空気を読めないザッカーバーグ
①MARK: Erica, the reason we’re able to sit here and drink right now is cause you used to sleep with the door guy.
②ERICA: The door guy, his name is Bobby. I have not slept with the door guy, the door guy is a friend of mine.
He’s a perfectly good class of people and what part of Long Island are you from--Wimbledon?
③MARK: Wait--
④ERICA: I’m going back to my dorm.
⑤MARK: Wait, wait, is this real?
⑥ERICA: Yes!!
⑦MARK: Okay, then wait. I apologize, okay?
⑧ERICA: I have to go study.
⑨MARK: Erica--
⑩ERICA: Yes.
⑪MARK: I’m sorry, I mean it.
⑫ERICA: I appreciate that but...
⑬MARK: Come on.
⑭ERICA: --I have to study.
⑮MARK: You don’t have to study. You don’t have to study. Let’s just talk.
①マーク:エリカ、僕たちはここにすわってお茶している。エリカはそこのドアボーイと昔寝たんだろ?
②エリカ:・・・はぁ?!あのドアボーイの彼はボビー!そして私は彼と寝てないしただの友達よ!まぁ彼は良家の人だわ!あんたはロングアイランドのウィンブルドンのどこ出身でしたっけね?
③マーク:エリカ待ってくれよ
④エリカ:あたしもう寮に戻るわ
⑤マーク:ま、待って!えっ?本気・・・?
⑥エリカ:そうよ
⑦マーク:待って待って!謝る!
⑧エリカ:勉強しなきゃ。
⑨マーク:エリカ様・・・
⑩エリカ様:別に・・・
⑪マーク:本当にごめん!
⑫エリカ様:別に・・・
⑬マーク:あのぅ・・・
⑭エリカ:あたし勉強しなきゃいけないから。
⑮マーク:君は勉強しなくて大丈夫!勉強なんかしなくていい!まず話そう!
完全に見限ったエリカ様の捨て台詞
①ERICA: I can’t.
②MARK: Why?
③ERICA: Because it’s exhausting. Dating you is like dating a stairmaster.
④MARK: All I meant is that you’re not likely to– currently–I wasn’t making a comment on your parents–I was just saying you go to B.U., I was stating a fact, that’s all, and if it seemed rude then of course I apologize.
⑤ERICA: I have to go study.
⑥MARK: You don’t have to study.
⑦ERICA: Why do you keep saying I don’t have to study?!
⑧MARK: Because you go to B.U.
Do you want to get some food?
⑨ERICA: I’m sorry you’re not sufficiently impressed with my education.
⑩MARK: And I’m sorry I don’t have a rowboat so we’re even.
⑪ERICA: I think we should just be friends.
⑫MARK: I don’t want friends.
⑬ ERICA: I was being polite, I have no intention of being friends with you.
⑭MARK: I’m under some pressure right now with my OS class and if we could just order food I think we should–
⑮RICA: You are probably going to be a very successful computer person.
But you’re going to go through life thinking that girls don’t like you because you’re a nerd. And I want you to know, from the bottom of my heart, that that won’t be true.
It’ll be because you’re an asshole.
①エリカ:いやよ。
②マーク:なんで?
③エリカ:へとへとになるのよ。あなたと付き合うのはまるでトレーニングみたいよ。
④マーク:僕が言いたかったのは、現時点では別世界であろうということで、君の家柄については何も言ってないよ。君はボストン大学に通ってるっていうことを言いたかったんだ。事実を述べただけ。それが失礼に聞こえたなら謝るよ。
⑤エリカ:勉強しなきゃいけないから。
⑥マーク:君は勉強なんてしなくていいよ。
⑦エリカ:なんで勉強しなくていいって何回も言うのよ。
⑧マーク:だって君はボストン大学でしょ?(しょせん)
で、なんか食う?
⑨エリカ:すいませんねえあんたを満足させるだけの学歴がなくて・・・・
⑩マーク:すいませんねぇこちらの方こそボート持ってなくて、、これでおあいこ!
⑪エリカ:あたし達ただの友達でいるべきだと思うわ
⑫マーク:友達嫌!
⑬さっきからできるだけ気を使って言ってるつもりだけどさ、あんたと友達でいる気さえないんだよね?
⑭マーク:僕今のOSクラスのプレッシャーがきついんだよ~~とりま、なんか料理でも食って・・・・
⑮あなたはきっとコンピューターで大成功するでしょうよ。
あんたはここまで女子から好かれてこなかったのはオタクだからだと思ってるでしょ?
そこで、心の底からあなたに分かってほしいと思う。オタクだからとかじゃないのよ?
おまえがクソ野郎だからだよ!!!!!
エリカキレて席をたつ
マーク:(・・・・・・動揺((((;゚Д゚))))ガクガク)
- exhausting 【形】〔仕事などが人を〕極度に疲れさせる、疲労困憊させる
- stairmaster トレーニング器具
- sufficiently 十分に,足るだけ(十分).
- rowboat (オールでこぐ)ボート
映画で英語!The Social Network(ソーシャルネットワーク)ザッカーバーグが恋人にキレられる冒頭シーン!まとめ
ちなみにこの「ソーシャルネットワーク」は登場人物のモデルこそマークザッカーバーグや、ウィンクルボス兄弟、ショーン・パーカー、エドゥアルド・サベリンなど実在の人物となってますが話自体はフィクションです。
エリカという女性も架空の人物となってます。
しかしこの冒頭のシーンで完全にマークという男を見事に描き切っていますよね。
映画「ソーシャルネットワーク」超おすすめです!